サンプルデータが登録できましたので、今度はQnABotクライアントを利用してボットに質問をしてみましょう。
ブラウザのタブを切り替えて、さきほど開いたQ&Aボットクライアント(ClientURL)の画面を開きます。
画面の一番下にチャットボックスがありますので、ここに下記のような質問を入力してみます。
引っ越したので住所変更をしたいです
自動的にボットから回答が返ってきました。 この回答はID14に登録されたものであり、QnABotは質問を理解して正しい回答を返していることが分かります。
初回実行は少し時間がかかりますが2回目からは速くなります。
さきほどの質問は登録済みの質問とほぼ同じでしたので、次はもう少し質問文を変えてみましょう。下記の質問を入力してみて下さい。
最近引っ越しました
これもさきほどと同じ回答が返ってきたと思います。
では下記の質問ではどうでしょうか。
最近住所が変わりました
この質問の場合は別の回答が戻って来ました。
OpenSearch Service の検索結果はどのようになっているのでしょうか? それを調べる機能が管理画面には準備されていますので、使って見ましょう。 ブラウザのタブを切り替えて、管理画面に切り替えて上部の [TEST] をクリックして下さい。
“type your question here” に、さきほどと同じ 最近住所が変わりました
を入力します。[SEARCH] ボタンを押すと検索が行われ、複数の検索結果がスコアと共に表示されます。
正しい回答であるID14は3番目にあり、一番スコアが高いものはID36となっています。QnABotクライアントは一番スコアの高い回答のみを返却する仕様であるため、ID36の回答が表示された事が分かります。
このケースの対応方法としては、質問データ自体を修正するか、または一番スコアの高いものだけではなくスコアの高い順に複数の回答を返却する仕様に変えるといった方法が考えられます。 次のセクションでは、回答精度を高めるために、質問データを修正する方法を試してみましょう。