4-1.Streams API とは

Streams API とは

Amazon Connect において電話着信を受けるエージェントは、Contact Control Panel(CCP) というソフトフォンを利用します。CCP は標準でも通話や切断、保留、転送などの基本機能は持っていますが、デザインを変えたい、着信した時にお客様名をソフトフォン上に表示したい等のカスタマイズを行う場合は、AWS から無償で提供している API を使って実現が可能です。これが Amazon Connect Streams API(Streams) です。
ソフトフォンを業務にあわせて見た目やボタンをカスタマイズしたり、お客様が開発されたアプリケーションの一部に統合することも可能です。ソフトフォンの全ての機能は API を通じて開発可能ですので、エージェントの業務運用にあわせて柔軟に対応することができます。 lab3

カスタム CCP 独自の機能例

  • 着信履歴、発信履歴の記録
  • 着信履歴からの発信
  • 転送先の空き状況確認
  • 着信したキュー（または着信先番号）の表示
  • ブラウザクローズ時の処理
  • 着信番号の顧客情報表示
  • DB やアプリケーションから取得した情報の表示

カスタム CCP の構成イメージ

カスタム CCP は Amazon S3 や Amazon EC2 の Web サーバに、CCP のコンテンツとなる HTML や js を格納して利用します。カスタム CCP でログインする際には、Amazon Connect 標準のログインインタフェースを使用します。ユーザーログインや音声通話のメディア通信は、標準 CCP 同様に Amazon Connect と直接行います。 lab3

カスタムCCP構築手順の概要

  1. カスタム CCP をホストする環境を構築する
  2. js を make して Step1 に格納する（または github にある js を使用する）
  3. HTML / Javascript でコンテンツを作成して Step1 に格納する
  4. Amazon Connect の承認済みオリジンにカスタム CCP のドメインを追加する