ケースをポップアップさせるCTI Flowを作成します。Amazon Connectの問い合わせフローのコンタクト属性を参照し、ポップアップの挙動を制御できるようにします。1つ目のパターンは着信したコールに対して常に新規ケースをポップアップさせます。2つ目のパターンは電話番号で既存ケースを検索した結果をスクリーンポップさせます。
デフォルトの「Sample queue customer」フローを編集し、「コンタクト属性の設定」として「acsf_isnew_case」を追加します。値は「true」をセットします。
- Amazon Connectの管理画面で「Sample queue customer」を開く
- フローの冒頭に「コンタクト属性の設定」を追加
宛先タイプ: ユーザー定義
※選択
宛先属性: acsf_isnew_case
値(テキスト): true
- フローを保存>公開し、テストで使用可能な電話番号にフローを割り当て
DiveDeep_CTIFlow_3
Amazon Connect Voice Contact
※選択onConnecting
※選択チェックを入れない
保存でエラーになる場合は、Eventを関係ないものを選択して再試行して下さい。後からEventをonConnectingに変更してください。
acsf_isnew_case
true
※手入力
↓
⑤「スクリーンポップの新しいレコード」ブロックを配置し、④のグリーンポート(正常系)と接続。
entityName: Case
※手入力、CaseのCは大文字
defaultFieldValues(キー): Description
defaultFieldValues(値): $.actions.uid-XX.results.contactId
(例)$.actions.uid-11.results.contactId
$.actions.uid-XX.results.YYの形式指定する事で、前工程で配置した別ブロックの戻り値を取得する事が可能です。主にリスト表示されない項目で使用します。
※XXはブロックのID、YYは戻り値の値
formattedPhoneNumberE164
を選択inbound
を入力し、「Add New Value」を指定
下記のCTI Flowをインポートする事でも確認頂けます
DiveDeep_CTIFlow_3
「DiveDeep_CTIFlow_1」を編集し、Activeのチェックをはずし「保存」
「DiveDeep_CTIFlow_3」を編集し、Activeのチェックを入れ「保存」
Amazon Connectの問い合わせフローでacsf_isnew_caseがtrueに設定されています。これにより、既存ケースの有無に関わらずCTI Flowの「スクリーンポップの新しいレコード」が動作します。
false
に変更Amazon Connectの問い合わせフローでacsf_isnew_caseがfalseに設定されています。これにより、CTI Flowの「検索とスクリーンポップ」が動作するため、既存ケースがポップアップします。