起動したEC2にWordPresssをインストールしてみます
(1) セキュリティグループでhttpのアクセスを許可します。「サービス」–>「コンピューティング」->「EC2」–>「セキュリティグループ」と進みます。
(2) EC2を作成した時に作成したセキュリティグループ HandsOn######-sg-ec2 を選択します。
(3) 「インバウンドルール」のタブの「インバウンドルールを編集」(Edit inbound rules)をクリックします。
(4) 「ルールを追加」をクリックし、下記の行を入力し、「ルールを保存」をクリックします。
タイプ: HTTP プロトコル: TCP ポート: 80 ソース: 0.0.0.0/0
(5) EC2にソフトウェアをインストールします。EC2にsshで接続します。(Cloud9からEC2にSSHでアクセスします)
(a) 次のコマンドを順番に入力し、phpのインストールを行います。
sudo yum -y remove php
sudo amazon-linux-extras install -y php7.3
sudo yum -y install php-mbstring
(b) 次のコマンドを入力してApache(httpd)のインストールを行います。
sudo yum -y install httpd
sudo systemctl start httpd.service
© この時点でWebブラウザからURLにEC2のパブリック DNS (IPv4)を指定してページを開くとApacheのテストページが見えます。見えない場合は、上記コマンドの再実行、EC2のセキュリティグループが正しく設定されているかを確認してみてください。
(d) 次のコマンドでWordPressのダウンロードと設置を行います。
wget http://ja.wordpress.org/latest-ja.tar.gz ~/
tar zxvf ~/latest-ja.tar.gz
sudo mkdir /var/www/html/wp
sudo cp -r ~/wordpress/* /var/www/html/wp/
sudo chown apache:apache -R /var/www/html/wp
(e) データベースを作成します。先の項目「RDSの利用–> RDSへの接続」の手順でRDSに接続します。接続した後 create database wordpress;
とコマンドラインから入力し、RDSの中にwordpress用のデータベースを作成します。
(6) ブラウザのアドレスバーに次のように入力してWordPressのセットアップ前の画面が表示されることを確認します。実際のWordPressの設定はRDSの起動が終了してから設定します。
http://<EC2のパブリック DNS (IPv4)>/wp/wp-admin/setup-config.php
例: http://ec2-hogehoge.compute-1.amazonaws.com/wp/wp-admin/setup-config.php
設定項目
ユーザ名: admin
パスワード: 先ほど設定したパスワード
データベースのホスト名: RDSのエンドポイント名を入力します(〜.rds.amazonaws.com)
本格的に運用する場合には、sshの接続元を限定する、Apacheの設定をする、WordPressの設定をする等が必要となりますが、こちらについてはそれぞれのソフトウェアの開発元のページや各種資料(Webページ等)を参照してください。