Amazon EC2 インスタンス の作成

このセクションでは、パブリックサブネット-1a に EC2 インスタンスを作成し、WordPress をインストールします。

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1. EC2 コンソールに移動

  • 画面上部の 検索ボックス に ec2 と入力し、EC2 を選択します。

サービス から EC2 を選択して移動することもできます。

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2. EC2 インスタンスの作成

  1. EC2ダッシュボード が表示されていることを確認します。
  2. インスタンスを起動 をクリックします。

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  • Amazon マシンイメージ(AMI) を選択します。Amazon Linux 2 AMI (HVM), SSD Volume Type … 64 ビット x86選択 します。

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  • インスタンスタイプの選択 では、t2.micro を選択し、次のステップ:インスタンスの詳細の設定 をクリックします

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  • インスタンスの詳細設定 を行います。
  1. ネットワークhandson-user1 VPC を選択します (初期設定の「デフォルト」から変更)
  2. サブネットパブリックサブネット-1a を選択します (初期設定から変更)
    • 注意パブリックサブネット-1c (末尾が1c) や プライベートサブネット-1a (先頭がプライベート) ではありません。選択を間違いやすいポイントですので、十分注意して選択して下さい。
  3. 自動割り当てパブリック IP有効 を選択します(初期設定の「サブネット設定を使用(無効)」から変更)
  4. 画面を下にスクロールします

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  • WordPress をインストールするための ユーザーデータ を以下の手順で設定します。

    ※ユーザデータ・・・EC2が起動するときに自動的に実行されるスクリプトを定義するもの。WordPress構築に必要となるソフトウェアをインストールするよう以下のようにスクリプトを設定する。

  1. 高度な詳細テキストで が選択されていることを確認します
  2. 以下の bashスクリプト をクリップボードにコピーします (スクリプト欄の右上の クリップボードアイコン クリックして下さい)
  3. そのまま、ユーザーデータ の テキストボックス にペーストして下さい
  4. 次のステップ:ストレージの追加 をクリックします
#!/bin/bash

yum -y update
amazon-linux-extras install php7.2 -y
yum -y install mysql httpd php-mbstring php-xml

wget http://ja.wordpress.org/latest-ja.tar.gz -P /tmp/
tar zxvf /tmp/latest-ja.tar.gz -C /tmp
cp -r /tmp/wordpress/* /var/www/html/
chown apache:apache -R /var/www/html

systemctl enable httpd.service
systemctl start httpd.service

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このインスタンスの詳細設定を間違えると、EC2インスタンスの設定が正常に完了せず、ハンズオンを継続できません。 念の為、この「インスタンスの詳細設定」画面でガイドされた設定項目の入力通りにしていることを確認してください。

  • ストレージの追加 では、デフォルトの設定を変更せずに、次のステップ:タグの追加 をクリックします。

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  • タグの追加 では Name タグを追加します。
  1. タグの追加 をクリックします
  2. キーName と入力します
  3. webserver#1-user1 と入力します
  4. 次のステップ:セキュリティグループの追加 をクリックします

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  • セキュリティグループの設定 では、新しいセキュリティグループを作成します。

    ※セキュリティグループ・・・アクセス元,アクセス先を制限する設定。仮想ファイアウォール。

  1. 新しいセキュリティグループを作成する を選択します
  2. セキュリティグループ名web-user1 と入力します (既存の launch-wizard-1 から変更)
  3. 説明web-user1 (同じ値) を入力します(実際には任意の記述を指定可能ですが、ここでは同じ値とします。説明の入力自体は必須です)
  4. ルールの追加 をクリックします

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  • HTTP のルールを追加作成し、アクセスを許可するソースを、任意の場所 に変更します。
  1. 追加した 2つめのルール(2行目) の タイプHTTP を選択します
  2. 追加した 2つめのルール(2行目) の ソース任意の場所 を選択します

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ソース で “任意の場所”を選ぶと ”0.0.0.0,::/0”となりますが、::/0は、IPv6用設定ですので、そのまま残して問題ありません(削除しても構いません)。

  1. 初期時点で存在していた1行目、タイプSSH の行の右端にある「×」ボタンをクリックし、行を削除します。(追加した HTTP の行のみにします)

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この状態では「警告:AMI では、アクセスを可能にするためにポート 22 を開く必要があるため、このインスタンスに接続できません。現在のセキュリティグループでは、ポート 22 が開いていません。」と画面下部に表示されますが、この表示は無視してください。(このハンズオンで、EC2インスタンス にSSH接続をすることはありません)

  1. 確認と作成 をクリックします
  • インスタンス作成の確認 画面で これまでの設定内容を確認し、起動 をクリックします。

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  • 起動のタイミングで、EC2 インスタンスに設定する SSH キーペアについてのダイアログが表示されます。今回は、ここで新規にキーペアを作成します。
  1. 新しいキーペアの作成を選択します (「既存のキーペアの選択」から変更)
  2. キーペア名 として handson-bootcamp を入力します
  3. キーペアのダウンロード をクリックしてプライベートキーファイルをローカルPCの任意のフォルダに保存します
  4. (有効化された) インスタンスの作成 をクリックします

新規作成した場合のプライベートキーファイルはこのタイミングでのみダウンロードできます(再取得は出来ません)。このハンズオンでこの鍵を利用することはありませんが、実際には紛失しないように十分注意して下さい。

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  • EC2 インスタンスが作成されました。インスタンスの表示 をクリックします。

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3. EC2 インスタンスの確認

  • インスタンスのステータス保留中 から 最終的に 実行中 となるのを待ちます。

インスタンス作成完了には数分かかります。

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  • 作成した EC2 インスタンス の webserver#1-user1 を選択し、画面下部の 詳細 タブで、設定値が以下の通りになっていることを確認します。

4. WordPress のインストール確認

  • パブリック IPv4 アドレス の値 をメモします (プライベート IPv4 アドレス ではありません ので、間違えないようにしてください)

例) 3.112.239.120

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  • 新しいタブを開き、メモした IP アドレスを入力して、WordPress 初期設定画面が表示されることを確認します。

    ※会社様ごとのPC端末のセキュリティ設定によっては,アクセスが制限されるケースがあります。その場合は別端末(お持ちのスマートフォン,PC等)でアクセスをお試しください

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  • 確認後、ブラウザのこのタブは閉じてください。WordPress の初期設定は、後ほど別の URL を使って行います。

以上で EC2 インスタンスの作成は完了です。

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