安全でない依存関係の削除

安全でない依存関係の削除は、ソフトウェアの置き換え、または安全なバージョンにアップグレード / ダウングレードする(または必要でない場合は完全に削除する)ことによって行うことができます。この場合、SCA ツールによって識別された insecure-package という名前の Python パッケージはウェブアプリケーションによって実際に使用されていないため、安全に削除できます。

  1. AWS Cloud9 に移動し、flask-app フォルダの下にある requirements.txt ファイルを開きます。 requirements-txt

  2. 以下で強調表示されているinsecure-package と表示されている行を削除します。

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    cffi==1.14.5
    click==8.0.1
    Flask==2.0.1
    Flask-Cors==3.0.10
    Flask-SQLAlchemy==2.5.1
    greenlet==1.1.0
    insecure-package==0.1.0
    itsdangerous==2.0.1
    Jinja2==3.0.1
    MarkupSafe==2.0.1
    six==1.16.0
    SQLAlchemy==1.4.19
    Werkzeug==2.0.1
    Flask-WTF==0.15.1
    wdb==3.3.0

  3. requirements.txt ファイルを保存します。requirements.txtの新バージョンは以下のようになるはずです:

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    cffi==1.14.5
    click==8.0.1
    Flask==2.0.1
    Flask-Cors==3.0.10
    Flask-SQLAlchemy==2.5.1
    greenlet==1.1.0
    itsdangerous==2.0.1
    Jinja2==3.0.1
    MarkupSafe==2.0.1
    six==1.16.0
    SQLAlchemy==1.4.19
    Werkzeug==2.0.1
    Flask-WTF==0.15.1
    wdb==3.3.0

  4. Cloud9 のターミナルウィンドウに移動し、これらのコマンドを入力して変更をコミットして公開します:

    cd ~/environment/flask-app
    git commit -a -m"Remove Insecure Package"
    git push
    
  5. AWS CodePipeline のプロセスにおいて、SCACheck の結果を待ちます。すべてうまくいけば、SCA Stageは成功するはずです。 sca-success

おめでとう!サードパーティの依存関係における脆弱性を解消しました。次のモジュールではライセンス分析を行います。