CDK 環境ができたので、リリースパイプラインをデプロイします。さらに、今後のモジュールで使用する SAST ツール SonarQube Serverと、DAST ツール OWASP Zap をデプロイする CDK があります。初期リリースパイプラインは次のようになります。
AWS Cloud9 のターミナルウィンドウに戻り、pipeline フォルダの下の config.yaml.sample から config.yaml という名前の新しいファイルを作成しましょう。
cd ~/environment/pipeline
cp config.yaml.sample config.yaml
左側にある Cloud9 のエクスプローラーをクリックして、新しく作成したファイル (config.yaml) を開きます。
config.yaml は、ワークショップ中にパイプラインで特定のビルドステージを有効/無効にします。現状、それらのほとんどは無効になっています(enabled: False と記述されています
)。ここでは、dast セクションを更新します。OWASP ZAP は、リクエストを認証するための API キー が必要です。api_key 設定で任意の値を設定できます。dast > zaproxy セクションの下にある api_key の設定項目に記載されている <PLACE_ZAP_API_KEY_HERE> の値を任意の値に置き換えます。結果的に、config.yaml は次のようになっているはずです。
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dast > zaproxy > api_key の設定値を変更したら、必ず config.yaml ファイルを保存してください。保存は、(Ctrl or Command) + s
または左上の File タブから Save で保存できます。以降も、Cloud9 でソースコードを変更した際には併せて保存を忘れずに実施してください。
CDK コマンドを実行する前に、CDK がデプロイするために必要なリソースをプロビジョニングしましょう。Cloud9 ターミナルに以下を入力するだけで、プロビジョニング出来ます。
cdk bootstrap
次に、CDK が正しくインストールされ、構成されているかどうかをテストしましょう。Cloud9 のターミナルで以下のコマンドを入力します。リリースパイプライン構築のための結合された CloudFormation テンプレートが表示されるはずです。
cdk synth
Cloud9 のターミナルウィンドウで、以下のコマンドでリリースパイプラインをデプロイしてみましょう。確認のためのメッセージが出てきますので、y と入力し Enter キー を押してください。
cdk deploy
CDK のデプロイを数分待ってみましょう。AWS リソースのプロビジョニング中に、(pipeline/appsec_workshop フォルダーの下) CDK コンストラクトのいくつかを調べてみましょう。CDK が完了すると、次の出力が得られるはずです。
次のセクションに進み、展開した内容を調べてください。