この手順では ecsworkshop という名前で作成済みの Cloud9 にアクセスし、Docker CLI を使って cats と dogs の Docker イメージを構築します。
AWS Cloud9に移動します。ecsworkshopを選択し、Open IDEをクリックします。
Dockerfileは、ユーザーが Docker イメージを構築するために必要なテキストファイルで、このファイルから cats、dogs の Docker イメージを構築します。例えば、cats ディレクトリにある Dockerfileは、cats の Docker イメージをビルドする際に実行されます。このファイルの中身は linux の cat コマンドを使って確認します。
cd ecsworkshop/cats
cat Dockerfile
FROM、RUNなどの意味は[こちら]をご覧ください。(https://docs.docker.com/engine/reference/builder/#dockerfile-reference) 例えば、FROM という命令は、ビルドステージを初期化し、後続の命令のためのベースイメージを設定します。
cats の Docker イメージをビルドします。
docker build -t cats .
dogsディレクトリに移動し、Dockerfileを確認します。なお、内容は先程ビルドした cats の Dockerfile と同様です。
cd ..
cd dogs
cat Dockerfile
dogs のイメージをビルドします。すでに cats のイメージビルドの際に nginxのイメージを取得がされており、各レイヤーもキャッシュされているため、dogsの構築はcatsのイメージ構築よりもはるかに高速です。
docker build -t dogs .