作成した「CardType」カスタムスロットを使って、カードの未払い残高を自動応答する「カード残高インテント」を構成していきます。基本的な手順はWelcomeボットと同じです。
左メニューからインテント を選択し、インテントの一覧を表示します。
右上のメニューから[インテントを追加] - [空のインテント追加] をクリックします。
[インテント名] を入力し、[追加]ボタンを押します。
詳細画面が表示されるので、[説明]を入力します。
[サンプル発話] パネルまでスクロールして開き、 [プレーンテキスト] ボタンをクリックします。
インテント(意図)をトリガーする発話を表す以下のテキストをコピーし、テキストウィンドウに貼り付けます。
私のカードの残高を教えて下さい
私のカードの利用残高を知りたいです
私のカードの未払い残高を教えて下さい
私のクレジットカードの残高を知りたいです
私の{CardType}カードの利用残高を知りたいです
利用残高を教えて下さい
プレビューボタンをクリックすると、このインテント内の6つの異なる発話(Utterance)として定義され、これらが表示されます。
続いてスロットを1つ追加します。スロットセクションで [スロットを追加] ボタンを押して下さい。
下記を入力します。
プロンプト
カードの種類を教えて下さい。
[追加] ボタンを押すと、スロット [CardType] が追加されます。
続いてもう1つ本人確認のために生年月日を取得するスロットを追加します。[スロットを追加] ボタンを押して下さい。
プロンプト
あなたの生年月日を教えて下さい。西暦で回答して下さい。
[追加] ボタンを押すと、スロット [DateOfBirth] が追加されます。
[インテントを保存] ボタンをクリックし、[構築] ボタンを押してモデルをビルドして下さい。ビルド後に [テスト] ボタンを押してボットの動きを確認していきましょう。下記のフレーズを入力して下さい。
私のカード残高を教えて下さい
Lexにより発話が認識され、2つのスロット(カード種類、生年月日)を入力するためのメッセージが表示されますので、適当な値を入力して下さい。正常にCheckBalanceインテントが確定されると結果は次のようになります。
日付(Amazon.Dateスロットタイプ)には 1980/12/11 、1980年12月1日、明日 といったフレーズを入力可能です。
続いて、質問にカード種類を含めてみましょう。
VISAカードの未払い残高が知りたいです
今回は発話にカード種類 VISA が含まれているため、Lexは生年月日のみを質問します。 [検査] ボタンを押してLexがどのように判定を行っているかを確認してみましょう。
最後に 会話フロー を確認しておきましょう。画面上部にスクロールして 会話フロー を開いてみます。次のようになっているはずです。