全てのAmazon Lexボットの設計における基本的な要素を下記に示します。ユーザーの発話(Utterances)からインテント(意図)を判断し、最終的な達成状態(Fullfillment)を得るためにプロンプトを介して質問を行いスロットに値をセットしてきます。
構築するためにAI/MLの知識は必要なく画面から直感的に設計を行えます。ボットには複数のサポートされる言語のうち少なくとも1つの言語を選択してから、ボットごと管理されるインテント(意図)、発話(Utterances)、スロットを設定します。
インテントとスロットは、同じボットの言語間で共有されないことに注意してください。言語ごとにこれらの要素を定義する必要があります。これにより、言語ごとに発話(Utterances)、スロットのタイプと値をより細かく制御できます。たとえば、カスタムスロットのシノニムは言語ごと設定可能です。
ボットが実際に提供する会話内容を定義する前に、まず基本的な構造を作成する必要があります。
最初に管理者アカウントを使用して AWS コンソールにログインして下さい。 Amazon Lexサービスに移動します。検索バーに「lex」と入力し、「Amazon Lex」を選択します。
英語の初期画面が表示された場合は Get Started ボタンを押して下さい。バージョンV2のコンソールが表示されます。
[V2の初期画面]
右上隅にある [ボットを作成] ボタンを選択します。
次のダイアログが表示されます
[作成] が選択されていることを確認し、ボット名とオプションの説明 を入力します。注:ボット名は特定の文字のみを受け付けます。
IAM アクセス権限については、[基本的なAmazone Lex権限…] オプションを選択できます。このオプションでは、ユーザーに代わって他のAWS サービスを呼び出すためのアクセス許可をLexに付与するIAM ポリシーが作成されます。IAMでより制約のあるアクセス許可を定義したい場合がある場合は、作成済みの既存のロールを指定します。
このボットはCOPPA (児童オンラインプライバシー法) の影響がないので、ここでは [いいえ] を選択します。
セッションのタイムアウトはデフォルトの5分のままとします。 ユーザーがアイドル状態であり、この時間の間何も入力しなかった場合、セッションは終了します。
タグ情報は入力せずに、 「次へ」 ボタンをクリックしてください。
ここではボットに 1つ以上の言語を追加できます。最初に少なくとも1つの言語を定義する必要があり、後から複数の言語を自由に追加できます。
一部の機能は特定の言語でのみ利用できることに注意して下さい
最後に[完了]ボタンを押して下さい。ボットが作成されます。 自動的に[NewIntent]の画面が表示されますが、ここでは一度メニューに戻ります。左メニューの[Back to Intents list]をクリックして下さい。
これで、基本的なボット構造が完成したので、次のステップに進みます。